山陰亭

原文解説口語訳

『後撰和歌集』巻第二・春中・57

家よりとをき所にまかる時、前栽の桜の花にひつけはべりける 菅原右大臣

さくら花ぬしをわすれぬ物ならば 吹きむ風にことづてはせよ

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口語訳

家より遠い所に下る時、庭先の桜の花に結び付けた歌 菅原右大臣

桜花よ、おまえが主人を忘れないものであるなら
 東から吹いてくる春風に私への言葉を託しておくれ

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