山陰亭

原文解説口語訳

『菅家文草』01:012

八月十五夜、  八月十五夜、
月亭遇雨待月  月亭にて雨に遇ひ月を待つ
〈探韻得无〉  〈韻を探りて无を得たり〉

月暗雲重事不須  月暗く雲重なれども 事たず
天従人望豈欺誣  天は人の望みに従ふ あに 欺誣ぎふせんや
夜深纔有微光透  夜深くして わづかに微光のとほること
珍重猶勝到暁無  珍重ちんちようす なほ暁に到るまで無きに勝る

▼ 末尾へ▲ 先頭へ

口語訳

八月十五日の夜、
月亭で雨に遭遇し月(の出)を待つ
〈探韻して「无」を得た〉

月は陰り雲が重なっていても 構わない
天は人の期待に応える どうして(人を)だますだろうか
夜がけて かろうじて微かな光が射し込んできた
ありがたい それでも夜明けになるまで出ないよりは良い

▼ 末尾へ▲ 先頭へ


トップこのサイトについて3分で読む菅原道真みちざねっと・きっずFAQ読者アンケート
苦しい時の神頼み普通の人のための読書案内漢詩和歌快説講座作品一覧「研究文献目録」補遺

(C)1996-2014 Makiko TANIGUCHI. All rights reserved.
http://michiza.net/jcp/jcpkb012.shtml