山陰亭

原文解説口語訳

『菅家文草』02:181

夏日、四絶(3) 新竹  夏の日、四絶(3) 新たなる竹

此君分種旧家根  の君は種を旧家の根より分かつ
一二年来最小園  一二年よりこのかた 最も園に小さし
今夏新生長又直  今夏 新たに生ず 長く又なほ
剪将欲入釣翁門  剪将りて釣翁てうおうの門に入れんとほつ

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口語訳

夏の日、絶句四首(3) 新たな竹

(この家の)竹は旧居(の庭)から根分けした
ここ一二年 庭の中で一番小さかった
今年の夏 新たに生えたのは 長くてまっすぐなもの
切って(釣り竿として)釣りをする老人の門口に入れたいものだ

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