山陰亭

原文解説口語訳

『菅家文草』05:377

有勅、          みことのり りて、
賜視上巳桜下御製之詩、  上巳じやうし 桜下あうくわ御製ぎよせいの詩をるをたまひ、
敬奉謝恩旨        つつしみて恩旨おんし しやたてまつ

不啻看桜也惜春  ただ桜をるのみにあらず またを惜をし
紅粧写得玉章新  紅粧こうしやう 写し得て 玉章ぎよくしやう あらたなり
微臣縦得陪遊宴  微臣びしん  たとひ遊いうえんはべることるとも
当有花前腸断人  花前に はらわた ゆる人もるべし

▼ 末尾へ▲ 先頭へ

口語訳

(宇多)天皇の御命令により、
三月三日桜の下で天皇が作られた詩を拝見し、
謹んで御恩に応え申し上げる

ただ桜を鑑賞するだけでなく さらに春をも惜しまれる
桜花の美しい色を 写し取って 御製は新鮮なものです
たとえ宴席に加わることができても 私は思うのです
花を前に 胸を痛める人もいるのだろうと

▼ 末尾へ▲ 先頭へ


トップこのサイトについて3分で読む菅原道真みちざねっと・きっずFAQ読者アンケート
苦しい時の神頼み普通の人のための読書案内漢詩和歌快説講座作品一覧「研究文献目録」補遺

(C)1996-2017 Makiko TANIGUCHI. All rights reserved.
http://michiza.net/jcp/jcpkb377.shtml