山陰亭

原文解説口語訳

『菅家後集』476

五言 自詠

離家三四月  家を離れて 三四月
涙落百千行  落つる涙は 百千行
万事皆如夢  万事皆夢の如し
時時仰彼蒼  時時さうを仰ぐ

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口語訳

五言 自詠

自宅を離れてから 三四か月が過ぎ
落ちる涙は とめどなく流れる
過去のことはすべて夢のようで
今は時々あの青い天を仰ぐだけである

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