山陰亭

原文解説口語訳

『菅家後集』481

九月九日、口号こうがう 七言

一朝逢九日  一朝 九日に逢ふ
合眼独愁臥  眼を合わせ 独りうれへて
菊酒為誰調  菊酒 誰がため調ととのへん
長斎終不破  長斎 つひに破らじ

▼ 末尾へ▲ 先頭へ

口語訳

九月九日、口ずさみで作った詩 七言(の詩)

ある日 今日は(九月)九日だと気がついた
眼を閉じ ひとり物思いに耽りながら横になっている
重陽節の菊酒を 誰のために用意するだろうか
長期間の勤行を やめるつもりはあくまでもない

▼ 末尾へ▲ 先頭へ


トップこのサイトについて3分で読む菅原道真みちざねっと・きっずFAQ読者アンケート
苦しい時の神頼み普通の人のための読書案内漢詩和歌快説講座作品一覧「研究文献目録」補遺

(C)1996-2024 Makiko TANIGUCHI. All rights reserved.
http://michiza.net/jcp/jcpkb481.shtml