山陰亭

立帰天満宮(6KB)
立帰天満宮

所在地:福岡市中央区西公園
 交通:福岡市営地下鉄・大濠公園駅下車

公園は山の上に在り

公園は山の上に在り

(傾向)よっぽど坂道が嫌いらしい。
(対策)ここぞとばかり数をこなすのをやめれば済む話では?

 駅から唐人町とうじんまち方面へ歩き、ミスタードーナツの角で右折。後は556号線を一気に直進します。……が、幼稚園を過ぎたあたりで足が止まります。

556号線の急勾配(6KB)
556号線の急勾配

 「……この坂を登れと?」
 目前に迫るのはスキーのジャンプ台かと思いたくなる程の急勾配の坂。県道じゃないでしょ、どう見ても自動車進入禁止の体じゃん、などと一人でブーイングを繰り広げていると、何台かの自動車がこちらに向けて走ってきたので、つい口をアングリ。本当に自動車道路だったとは……。

 平面地図の弱味で、西公園の実態が山だったことを初めて知り、渋々登山開始。山の上なら今来た道を振り返りもできますが、立ち帰りたいのは道真ならぬこちらの方です。そんなに坂道が嫌なら引き返せば良いのですが、せっかくここまで来た訳ですし、追加の交通費を払ってまで再び足を伸ばす可能性は極めて低いので、これが最初で最後の忍耐のしどころです。すると気持ちを汲んだかどうか、坂の途中で左手に鳥居がありました。脇の石碑には「立帰天満宮」の文字。思わず両手を挙げて喜ぶ始末。もう登らなくて済むと思うと、それだけで嬉しい。

 鳥居を抜けた先は下りの階段。縦長の敷地の突き当たりに社務所と社殿がありました。脇を固めるのは狛犬ながら、手前にはさりげなく石の臥牛が。いかにも産土神らしいひなびたたたずまいに、ほっと一安心。

 社と社務所の間の道を抜け、さらに下ると、住宅街に入り、福岡教育大学附属福岡小学校の脇に出ます。こちらから攻めた方が、高低差は少なくて済むと思いますが、道が曲がりくねって複雑なので、うまく説明するのは難しいですね。

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