山陰亭

於保多神社(6KB)
於保多神社

所在地:富山市於保多おおた
 交通:JR北陸本線・富山駅下車

越中の常識

越中の常識

(傾向)地元では有名だと思いますが、結構駅から遠いです。
(対策)遠征の際はルートチェックをぬかりなく。

 後のスケジュールが押せ押せだったので富山市の地図は購入せず、googleで当たりをつけ、駅前の地図も保険を掛ける意味で撮影。しかし道のりがうまく説明できません。「関西電力とやよい橋を経由して、稲荷元町の交差点までたどり着いたら、あとはしののめ通りを南進〜!」と書いても訳分かんないですしね。路面電車の沿線からはすぐ外れますが、駅から徒歩20分近くかかるだけに、路線バスがあるような気はします。

 富山県は突出して天神社が多い地域ではありませんが、12月25日のしまい天神から1月25日の初天神まで床の間に井波彫刻や掛軸の天神像を飾るのが常識だとかで、子供が産まれた途端、何の相談もなく家族が発注していたという話を聞いた時は、思わず笑ってしまいました。
 で、こんなイイ風習、せっかくだからまねしちゃえ〜!とモノの価格を見てみれば、10万円なんて安い方で、30万円でも全然普通なのでした(卒倒)。特に彫刻は。そうか、パソコンよりも天神様は高いのか。……んなもんシャレで買えませんがな。もともと長男にしか贈らないものなんですけどね。
 郷土史家の方が調査した所では、もとは福井の慣習で、福井を訪れた富山の薬売りを通じて富山に定着し、元祖である福井では廃れてしまったそうで、仏教伝来の道みたいになっちゃってます。でも何で福井で天神像なんでしょうか。そこが良く分かりません。

本殿東脇の臥牛(9KB)
本殿東脇の臥牛

 そんなこんなで、富山市を代表する天神社である於保多神社、創建は13世紀半ば、地名を取って柳町天満宮と呼ばれていたのを、明治になって現在のように改称しました。それなりに広い境内には、これでもかという感じで、石製や青銅製の臥牛が何匹も居座っております。絵馬も墨絵の黒い牛くんですね。

 参拝がてら拝殿をのぞいてみると、正面に絵入りの額がふたつ。向かって右側が牛にまたがって子供に勉強を教える天神、左側が萎装束なえしょうぞく姿で笏を構えて立つ天神。糊がきき過ぎてバリバリになっている鎌倉スタイルの衣装ばかり見ていると、こういうのにほっとさせられます。

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