山陰亭

永谷天満宮(5KB)
永谷天満宮

所在地:神奈川県横浜市港南区上永谷かみながや
 交通:横浜市営地下鉄1号線・上永谷駅下車

三大天神の3番目

三大天神の3番目

(傾向)こう主張する所は全国各地にあります。
(対策)看板より中味。

 上永谷駅近辺は「地上鉄」になっています。2番出口から戸塚方面に歩き、T字路で右折します。すると環状2号線に出るので、左側の遊歩道を再び戸塚方面へ歩いていくと、遊歩道と並行する歩道橋が終わったところに「永野小学校前」というバス停があり、そのすぐ左奥が入口になっています。

 まずは大きな臥牛に御挨拶。石段を昇って広場を抜け、再び石段を昇ると社殿に出ます。少し離れて、右側には不動明王を祀った小さな祠があり、左側の小山には石碑と古めかしい小ぶりの塔が立っています。

小ぶりの塔(6KB)
小ぶりの塔

 池があったりして境内はすこぶる広いのですが、あまり整備はされていません。周辺は切り開いた里山のようになっているため、うっかりすると斜面から滑り落ちそうになります。

 当地に住んでいた菅原淳茂あつしげが父道真から直接譲り受けた自作の木像があり、これを祭るために15世紀末に創建されたということです。しかも道真自作の木像は全部で三体しかないという話で、「日本三体」の文字が境内随所にありました。また彼が自分の筆や髪を埋めた塚が「菅秀塚」として境内に残っているそうなのですが、先述の小ぶりの塔を指すのでしょう。
 案内板を撮影するだけでは心もとなかったので社務所に寄ると、由緒書は作っていないとのことでした。その結果、丑年に行われる大祭を除き、木像を安置しているのは隣の貞昌院ていしょういんだと教えてくれたのは、ウェブでした(苦笑)。

貞昌院(7KB)
貞昌院

 淳茂が播磨に流されたことは曽根天満宮のところでも書きましたが、相模に住んだというのは初耳です。そもそも名前が決まって「茂」と書かれていることから引っかかるのですが、神体を持ち込んだ彼の子孫が、箔をつけるために名前を持ち出したというのが実情かもしれません。

 絵馬はモノクロの線画という極めて珍しいもの。梅の枝を持ち、雲の中から上半身を見せているという趣向です。おみくじは元三大師系の五言絶句でした。

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