山陰亭

北菅大臣神社(8KB)
北菅大臣神社

所在地:京都市下京区仏光寺通新町西入菅大臣町
 交通:京都市バス・西洞院仏光寺バス停下車

小さな空間、大きな想像

小さな空間、大きな想像

(傾向)ついつい素通り。
(対策)菅大臣神社の帰路に寄る。

 菅大臣神社の社殿の前に、石畳が左右に延びています。この道を右方向に歩くと仏光寺通に出ますが、その先にあります。境内を伴わない、ごく小さな神社です。

 「書斎記」(『菅家文草』07:526)によると、道真が左京五条に住んでいたことは確実ですが、さらに『拾芥抄しゅうかいしょう』では、北は綾小路、南は仏光寺、東は新町、西は西洞院の各通りに囲まれた120メートル四方の土地に紅梅殿なる邸があったと言います。「紅梅殿」は後世の名称ですが、「東風吹かば...」と詠んだのはこの邸でした。そして一部分が神社として残っているわけです。ですので、隣の児童公園なども邸跡の一部ですね。
 この紅梅殿、『枕草子』にも登場しますが、12世紀以降しばしば炎上し、一時廃絶してしまいました。安土桃山時代に再興し、江戸時代に主要機能が南(菅大臣神社)へ移転しています。現在は菅原是善これよし(道真の父)を祭る祠となっています。

 「自宅の南西の隅に書斎があった」と道真本人が書いているので、紅梅殿だとすれば、書斎があったのは西洞院仏光寺の近くで、そこから北に延びる廊下が私塾として使われていたことになります。西洞院通を歩きながら、そんなことを考えてみるのも良いですね。

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