山陰亭

萩原神社(5KB)
萩原神社

所在地:大阪府堺市東区日置荘原寺町
 交通:南海高野線・萩原天神駅下車

人も流れ、時も流れる

人も流れ、時も流れる

(傾向)通路ではなく産土神だと信じたい。
(対策)色々自省を促す貴重な空間。

 難波駅から急行に乗り、堺東駅で普通に乗り換え、6つ目の駅で下車。改札の先にある踏切を渡り、直進すれば到着します。踏切の手前から見えるので迷う心配はありませんが、実際にたどり着くまでは少し距離があります。
 駅前ということもあり、いつも人通りが絶えません。中には大胆な人もいて、自転車に乗ったまま境内を突っ切っていく始末。天神縁起には「北野天満宮の御旅所の前を牛車で通過しようとすると、牛が頓死し、乗っていた僧侶も寝込んでしまった」という話があるので、あまりお勧めはできません。かと思えば、今度は反対側から制服姿の女子高生が鼻歌を歌いながら自転車でやって来て、参道の中央に自転車を止めました。「そこ正中せいちゅうなんだけど……」と言いたい気持ちをぐっとこらえて様子を窺っていると、自転車を下り、大きな財布を持って本殿の前へ一目散。この心構え、誉めて良いのか悪いのか……、複雑。

臥牛(6KB)
臥牛

 臥牛は写実的な金属製。一見しただけでは何の変哲もない牛クンですが、台座の説明文によれば、昭和初期に建立された初代が太平洋戦争で金属供出の犠牲になり、2代目が造られるまで4半世紀以上も石の台座だけが残っていたとの事。戦争は嫌だなぁと殊勝にも思った一幕でした。
 で、この横には御影石の身長計が建っています。前に立って写真を撮れば、子供の成長記録の出来上がり。珍しいけどなかなか実用的ですよ。目盛りが180cmまであるので、中高生でも対応できます。
 おみくじは既製品ですが、30円と底値の価格設定です。手水がちゃんと使えるのがポイント高し。

 絵馬は起き上がりこぼし風の束帯天神に「東風吹かば...」の和歌入り。合格祈願とお宮参りが半々といった感じで、思ったより学業関係が多いのですが、その中に時折家族の病気平癒を願う文章を見つけると、無性にほっとします。自分の欲求を満たそうとするのは簡単ですが、人の幸せを祈るのは殊の外難しいですからね。

旧本殿(4KB)
旧本殿

 境内右手奥に、江戸初期に建てられた本殿の一部が保存されています。ずいぶん色が剥落しているものの、色彩華やかだった昔の姿を窺うには充分でしょう。
 現在は神社がありますが、境内から平安・鎌倉時代の瓦が発掘されているので、元々は寺院だったようです。

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