絶句十首、賀諸進士及第(2) 絶句十首、諸進士の及第を賀す(2)
無厭泥沙之曝鰓 泥沙に鰓を曝すことを厭ふこと無く
場中出入十三廻 場中に 出入す 十三廻
不遺白首空帰恨 白首 空しく帰る恨みを遺さず
請見愁眉一旦開 請ふ見よ 愁眉の一旦に開くことを
〈賀和平。〉 〈和平を賀す。〉
絶句十首、文章生たちの合格を祝う(2)
泥の上で鰓を日干しする苦労を嫌うことなく
試験会場に 出入りすること 十三回
(ついに合格し)白髪頭で とぼとぼ帰る恨みを残さずに済んだ
見てごらん しかめていた眉が(喜びで)たちまち開くのを
〈和平(の合格)を祝う。〉
http://michiza.net/jcp/jcpkb130.shtml