
有勅、          
賜視上巳桜下御製之詩、  
敬奉謝恩旨        
不啻看桜也惜春  
紅粧写得玉章新  
微臣縦得陪遊宴  
当有花前腸断人  花前に 
(宇多)天皇の御命令により、
三月三日桜の下で天皇が作られた詩を拝見し、
謹んで御恩に応え申し上げる
ただ桜を鑑賞するだけでなく さらに春をも惜しまれる
桜花の美しい色を 写し取って 御製は新鮮なものです
たとえ宴席に加わることができても 私は思うのです
花を前に 胸を痛める人もいるのだろうと