所在地:福岡県北九州市小倉北区
交通:都市モノレール小倉線・旦過駅下車
西鉄バス・紺屋町バス停下車
(傾向)手に届く位置なら、ついペリッと……。
(対策)脳味噌フル動因すれど不詳。
神嶽川に程近い場所、飲食店街の裏手というちょっと場末っぽい雰囲気をたたえたエリアの中にあります。さすがに猥雑な空気までは入り込んでいませんよ。
道真が当地を訪れた際に風光を愛でたのを偲び、没後に創建された……って、聞き覚えがあるなと思ったら松山神社の話に似ていました。この御当地滞在型のパターン、善かれ悪しかれ貴種流離譚の常套文句なのでした。江戸時代は小倉城主の手厚い支援を受けていたようです。
説明文の書かれた看板を見上げる。高過ぎて首が痛い。
「祭神 菅原道真 雷神
慈悲の神・正直の神
極楽往生を守護する神
信義を守る神
学問・文学の神」
しょっぱなから雷神、ですか……(苦笑)。火雷天気毒王に押されて道真さんちょっと立場なし。しかも呼び捨てだし。後に続く文章で大宰権帥に左遷された日を「四月二十五日」と書くのもアレなんですけど。(一月ですよ、一月。)
あとの3行はちょっと説明が必要かも知れませんね。天神縁起を引っぱりだして阿闍梨仁俊や仁和寺の西念の話でもすればいいのかな? 仁俊は天神に祈ったことで「女性に手をつけた」破戒僧だという噂が冤罪だと判明した人、西念は天神の導きで無事極楽往生できた人です。説明にしてははしょり過ぎですか?
それにしてもひどく気になったのが、「雷神」に続く部分が白色のシールで隠されていた事。
これだけ列挙してあと何が残ってるんでしょう? 誤植を消しただけならいいんですけど、引っ掛かる。