菅原道真が「学問の神様」と呼ばれるのは、彼自身の秀才ぶりによるものです。
11歳で漢詩を作り、18歳で
要するに東大に現役合格して学位取って教授になったってことです。
漢詩文集に『
歴史書『日本三代実録』の編纂メンバーで、『日本書紀』から『日本三代実録』までの記事をテーマ別に分類した『
詩文に長けているので、平安時代中期には既に「文道の祖、詩境の主」「文道の大祖、風月の本主」と呼ばれたのもあながち嘘ではありません。
さらには「中国語が堪能だったんじゃないか」という話もあります。読み書きはともかく、話す聞くはどうかと思ってたんですが、調べているうちに驚くべき事実が発覚。漢詩には
元の歴史書は改元前の記事でも新年号で表記するのを、『類聚国史』では新旧の年号を厳密に区別して書いているという指摘(坂本太郎『六国史』)も含め、道真にはどこか完璧主義なところがあります。学者としては間違いなく一流だなと欲目抜きで思わされる日々。