所在地: 香川県高松市百間町
交通:高松琴平電鉄琴平線・片原町駅下車
(傾向)巨大フラッグが見つかれば話は早い。
(対策)やはり上を向いて歩こう。
片原町商店街のアーケードの下を歩いていると、突如こんな巨大フラッグに出くわします。
穏やかな表情なのにしっかり笏を上から押さえている(=怨霊の名残り)道真さんと、マンガチックにカクカクなジャージー牛の組み合わせ。
矢印の示す方向に顔を向けると、パン屋と花屋の間に挟まって、確かに神社がございます。
参道の両側にも飲食店があって、どこからが境内なのか見当もつきません。かと言って鳥居の手前に賽銭箱があるだけに、階段をずかずかと上がって行くのも非常に気が引けます。
仁和2(886)年4月、道真が国司として讃岐に赴任した際、最初に上陸したのがこの周辺とのこと。海岸へはさらに高松城跡(玉藻公園)を挟みますので、今一つ実感が湧かないのは仕方がありません。
臥牛は商店街のまっただ中、隣のパン屋の店先に座っています。首からチェーンで賽銭箱をぶら下げ、横目でこちらを向いています。しかし良く見ると、
絵馬は天神人形と梅の枝をあしらったもの。ポスターカラーで描いたイラストを思わせる筆致で、なかなかかわいらしいものです。