所在地:兵庫県神戸市中央区多聞通
交通:神戸高速鉄道・新開地駅下車
(傾向)ステレオタイプって怖いですねー。
(対策)まっさらにして、そして眺め直す。
「乗り入れ」とくれば、「電車は一本でも運賃は2社分」というのが世間の相場。しかし線路だけを保有し、その線路を私鉄各社(阪急・阪神・山陽)に利用させている「神戸高速鉄道」には、そんな常識は通用しないのでした。要するにピンハネしないんですね。それを知らず、
出口の見当がつかないだけに、駅の地下街から地上に出るまで多少もたつきますが、お天道様を拝んだら早速
湊川とくれば
戦前はもっぱら後者の扱いを受けていた訳ですが、むしろそういう縛りのなくなった現在の方が、よっぽど幸せなのではないかと思います。だって、政治的思惑とは無関係にファンを標榜できるじゃないですか。なのに、客観的に観察・評価する意欲と機会がないと、「南河内のゲリラ」っていう変なイメージから脱却できません……。ゴメン、悪気はないんです、と泉下に謝ってみます。
まず本殿を攻略、と思いきや、何と本殿がない。改修工事のために周囲には足場が組まれ、建物全体に網が掛けられていたのです。結果、天神社にターゲットを完全に絞り込むことに。
本殿の右脇、小高くなったところに、ちょっとした鎮守社並みのスペースが割り当てられています。しかも手前には臥牛まで。絵馬はと見れば、束帯天神座像の合格祈願専用バージョン。この待遇の良さ、忠臣つながりでくくったにしては、何だかスゴすぎます……。