山陰亭

平岡野神社(8KB)
平岡野神社

所在地:石川県金沢市広岡
 交通:JR北陸本線・金沢駅下車

格好の駅チカ利家御膳

格好の駅チカ

(傾向)アクセスの良さに思わず感激。
(対策)乗り継ぎの合間に途中下車。

 金沢駅西口を出てすぐ、APAホテル金沢の西にあります。あまりに立地条件が良いので、道路を挟んだ脇には北陸本線の高架が走っています。

 創建は桓武天皇の時代(平安時代の初頭)で、道真は相殿として紀記神話な神々と一緒に合祀されています。大分類としては天神社ではなく山王さんでしょうが、電車の待ち時間で参拝できてしまう、ありがたい神社です。

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利家御膳

(傾向)かの大友楼、期待はおのずと膨らむ。
(対策)料亭を相手にするには、もうちょっと奮発する必要が。

 百万石のお膝元なら食べるものには事欠くまいと、のぞいてみたのは駅弁売場。確かに色々並んでいます。
 NHK大河ドラマに合わせて作られた(らしい)のが、初代藩主の名を冠した「利家御膳としいえごぜん」。製造元は金沢屈指の料亭・大友楼。姉妹品に、ちらし寿司一段重の「おまつ御膳」もあります。お値段ともに1000円也。

利家御膳の外観(7KB)
利家御膳の外観

 大名駕篭を模した紙製の二段重。房がついたオレンジ色のゴムバンドで留めてあります。

 駕篭の持ち手部分、「おてもと」と書かれた細長い箱を開けると、箸袋に入った割り箸が出てきます。この箸袋もなぜか専用品で、表に商品名と製造元情報、裏側に初代から14代までの歴代藩主のフルネームが列挙してあります。前田綱紀つなのりって3代目っぽいけれど、実は5代目なんだ、ちゃんと覚えておこう……って、歴史の時間じゃないのでとりあえず食事始めたいんですけど。

お手紙(左)とおかず(右)(14KB)
お手紙(左)とおかず(右)

 上段は製造元のごあいさつから。お手紙の下はおかずの詰め合わせとなっています。左側にハンバーグらしきものが見えますが、実際は蓮根とひき肉の組み合わせでした。右奥は何かのあえもの(郷土料理かと思ったものの、詳細は不明)。
 右手前は治部煮じぶに生麩なまふ と干椎茸の含め煮が乗っています。わさびも乗っていますが、苦手なので割り箸に残らないよう苦心して取り除きます。

 治部煮は片栗粉をまぶした具材(今回は鶏肉)を醤油ベースの煮汁に投入して加熱したもの。片栗粉で煮汁がどろどろになるのが特徴です。洗い物の手間を考えるとあまり作るべきではありませんが、個人的には好きな料理で、ホテルの和食処でアラカルトメニューを選んだ際は最初に注文したほどです(場所柄ブロイラーではなく合鴨だったのも一因……)。味は優しい、というかちょっと弱い(薄い)ですね。

利家年譜(左)と御飯(右)(12KB)
利家年譜(左)と御飯(右)

 下段のお手紙は前田利家の年譜。今更なんだけど尾張出身なんだ……って、今度こそ頭を使わずに食べさせて下さい(泣)。中身はひょうたん型の白御飯と梅型の炊き込み御飯。プラスデザートのプチ大福。どの駅弁にも、お約束のようにこの大福が入っていて、饅頭のたぐいが食べられない人間としてはかなり困りました。

 パッケージ先行型だけに価格相応かなとは思いますが、さんざん作り込んだ「富山味めぐり」の後だとどうしても印象が薄くなりますね。名店の気分だけ食べている感じでした。

 以下金沢での蛇足。
 閉店前の近江町市場で言い値で買わされた甘海老といい、駅のスーパーで買った地場物の刺身盛り合わせといい、天下の金沢にしては程遠い水準で、ホテルの客室で食べながら思わず頭を抱えてしまいました。歯触りシコシコ、うまみがジンワリ、というのを本気で期待していたんですけどねぇ。あのへたり具合、近所のスーパーに明らかに負けていました。

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