所在地:福岡県北九州市八幡西区堀川町
交通:JR鹿児島本線・折尾駅下車
(傾向)かしわめしで途中下車。でもどこで食べる?
(対策)いっそ博多を通過して県外に行っちゃうか……。
縦と横に入り組んだ線路に合わせて駅舎を建てているだけに、折尾駅ははっきり言って変な形です。なので必然的に出口も分かりにくい。とりあえずちょっと裏口っぽい西口から出て下さい。そのまま福北ゆたか線に沿って進むと、折尾愛真学園下交差点に着きます。ここで右折し、坂道をずーっと登ります。
距離にすれば100mもないでしょうが、段々道は細くなり、気がつけば民家の間に挟まっている階段だけになってしまいます。ここはどこ? 長崎? それとも尾道? てな気分ですね。少なくとも福岡だとは思えません。
階段を登り切った原っぱ状態の広場にある、集会場を改造したような建物が天神社です。一応背後に本殿をくっつけた形になっています。裏側に回ったら、何と人様の畑に入り込んでしまいました。「境内」という概念はおそらく存在しない模様。
折尾と言えばかしわめしですが、なかなか口にしないのです。なにしろ鶏ミンチのそぼろ・炒り卵・刻み海苔の色彩豊かな3色トッピングの下、全部白飯でしょう? 冷静に考えれば多いんですよ、ご飯の量が。大盛りや「幕の内風におかずいっぱいつけました」バージョンはありますが、逆に0.7人前位のミニサイズが欲しい……。ダイエットが理由ではなく単に飽きっぽいだけなんですけど。
西口の外に弁当屋の本社があるので、そこに行っても良いのでしょうが、折角なのでホームで試食。かしわめしのそぼろを乗せたうどんを立ち食いですする。そぼろって粒が小さいから、汁物にすると何度か箸を突っ込んだ時点で見事に拡散してます(笑)。まあ旨いと言えば旨い。むしろ改札出ないで名物が味わえることに意義があるのかも。
しかし素朴な難問。「ここで購入して、観光客はどこでかしわめしを食べるのか?」
普通列車の車内は正直言って厳しい。
特急を途中下車して次の特急に乗り直す。特急料金もったいない。指定席ならなおさらか。
折尾まで在来線で、ここから特急(ソニックにちりん)に乗り換える。これが一番妥当ですが、食べてる内にすぐ博多だ(苦笑)。
ソニックにちりんは白いかもめと同じデザインなので、さぞクールな内装だろうと期待しながら、結局違う意味で個性的な在来線に乗るのでした。