所在地:大阪市福島区福島
交通:阪神電鉄本線・福島駅下車
JR東西線・新福島駅下車
大阪市バス・浄正橋バス停下車
(傾向)話が連想ゲームめいているのは恣意じゃありません。
(対策)展開が紙背で絡み付いている気が……。
大阪天満宮駅からJR東西線で2駅。そこからなにわ筋を中之島方向へ歩くこと100m。道路の西側にあります。境内は木がうっそうと茂り、いつ行っても薄暗く静かな感じがします。
大宰府に向かう途中、風待ちのために立ち寄った道真を、地元の人間が接待したので、道真は自画像を与え……、というよくある話の後ろに、道真が「
そして今、駅前にあるホテル阪神の天然温泉は、接待した人物の名を取って「徳次郎の湯」と命名されました。
正暦4(993)年、勅使菅原為理が太政大臣追贈のため安楽寺(今の太宰府天満宮)へ向かう道中、風待ちの合間にこの天神画像に酒を献上したところ、画像の顔が赤くなったという話もあります。こう書くと平賀源内が子供の頃作ったという、御神酒天神の掛軸を思い出しますが、源内は讃岐の人でした。讃岐は言うまでもなく道真の赴任先。
だからというわけでもないんですが、福島にある讃岐地鶏の石焼きの店に行ってみました。大阪朝日放送の南の「讃」という店です。ごく内輪のメンバーでお酒飲むための店ですね。内装は洗練された居酒屋で、料理は地鶏と豆腐・豆乳関係。ぐるなび関西版のクーポンを使うとグラスワインとシャーベットがついてくるんですが、お酒パスしたらマンゴージュースが出てきて得した気分。御飯を頼んだら御漬物がついてくるし、突き出しのうどんチップスは無料。……結構オマケに負けてます(笑)が、実際に支払った金額は1300円程度だったので、儲からない客だったと思います。
浄正橋の交差点付近に牛の絵の看板が出ていたので、よく見ると牛肉ラーメンの店。もし織込済だったら、意味深長を通り越してちょっと怖い位置関係です。
(傾向)現実まで機械で体験する時代。
(対策)身体の感じるままに任せる。
清水寺(京都市東山区)の胎内めぐりは暗くて怖いと評判ですが、これより格段に暗くて怖いものを御紹介しましょう。大阪市立科学館(大阪市北区)のプラネタリウムです。福島天満宮から、なにわ筋をさらに下った先にあります。
巨大なプラネタリウムの上演プログラムは、その日の大阪市の夜空から始まるのですが、突然「では、もしビルの照明が一斉に消えるとどうなるでしょう?」と、本来の夜空に切り変わります。これがとにかく怖い。腰掛けていた椅子も周囲の人も消え、自分ひとり漆黒の闇に飲み込まれるような錯覚に陥ります。
ほんの数分間のマクラに過ぎないのですが、ちょっとやそっとの闇なら明るく感じるようになるこの世界、一度お試しあれ。