所在地:山形県東田川郡三川町
交通:庄内交通バス・天神堂バス停下車
(傾向)普通はやらないと思います。
(対策)二の舞を舞ったら胸を張って言いましょう、「どうだまいったか」。
鶴岡天満宮にだけ足を運んでも効率が悪いし、かといって山形市は遠すぎるし、と、旅行の準備段階で地図をチェックした結果、JR羽越本線で余目町にでも行こうかと思っていたんですが、鶴岡駅前の観光案内所でレンタサイクルを無料で借りたところ、これがなかなか良い感じでしたので、あっさり方針転換。宴果てた後の鶴岡2日目は、チェックアウト前に北に隣接する三川町まで自転車を走らせることにしました。距離にして片道約6km。ママチャリではなくマウンテンバイクだからできる作戦変更ですね。もっとも、ママチャリで平地走行1時間なんて行動はたまに取るので、その応用だと思えば怖くないのです。ま、やり過ぎると股関節の裏側、太ももの付け根が腫れ上がるので、あまりお勧めはできませんが……。
国道7号線に乗って一気に北上します。蛾眉橋の手前、湯の沢口バス停で左折し、赤川の西側に出ます。田園地帯を
そうして時間切れ間際にどうにか発見しました。周囲と神域を区切るもののなさといい、瓦葺きの屋根といい、予想通り期待通りの鎮守っぷりでした。大阪府寝屋川市界隈を探索した時を彷佛とさせます。それでも臥牛が社殿右手前に1匹、屋根付きで納まっています。
この手の鎮守系天神社に足を延ばす理由には、据膳食わぬはという発想もありますが、主な動機は「どうだまいったか」とやりたいから。誰に対しての言葉なのかは今もって謎です。こんなところで征服欲を満たしてもあまり意味はないと承知しつつ、手前の道路脇に自転車を止め、腰に手を当て、胸を張ってやはり「どうだまいったか」とひとりごちます。
一気に撮影とお参りを済ませ、残り時間を気にしながら、再び自転車にまたがって真新しい橋を渡り、国道を南下していると、道の駅を発見。郊外に作られる施設だけに、車ベースの生活を送っていないとなかなか遭遇できず、これ幸いと立ち寄りました。隣接するスーパーをざっと覗き、物産館マイデルに入ると、決して広いとは言えない店舗内に、多種多様な商品が並んでいます。野菜に花に手工芸品にお酒といった地元の生産物から、山形空港にもありそうな菓子類まで。瓶入りの藻塩によろめき、米100%のパンの重さを手で計り、気の済むまで物色した挙句、結局購入したのはだだ茶豆餡を包んだ小さなロールパン1個。まだまだ一筆書きの行程が続くので、重い、もしくはかさばるものは買えないんです、と言い訳。