太宰府天満宮本殿の欄間彫刻のうち、右側(飛梅の奥)に、魚にまたがる仙人風の人物が描かれています。彼こそが「イルカに乗った少年」、もとい「鯉に乗った天神さまだ〜!」と、始まったのが10月の「特別受験合格祈願大祭」キャンペーン。
……しかし、本当はこの人、道真さんじゃなくって「
飛騨高山の高山祭に、「
もっとも、ある意味面白いミスリード(誤読)だと思うので、そのまま話を続けましょう。
『史記』の作者である
エリート官僚を輩出したことから、道真の私塾(廊下)も「竜門」と称されましたが(「書斎記」)、そこまで念頭に置いているのかは謎。
さて10月になると、特別仕様の合格祈願セットが登場します。もちろん一式欲しかったんですけど、すでに試験が終わって発表待ちの身だったので、「祈祷するのは変だろう」のひとことで即却下。くすん。
絵馬のデザインも、表面は欄間彫刻から描き起こしたもの、裏面は竜の絵、背景は水色というスペシャル版。鉢巻も水色。この鉢巻、通常版(白色)は長さが足りなくてあまり使い勝手が良くないんですけど、そのあたり解消されていればいいんですけどね〜。
おみくじも「鯉に乗った天神さま」が描かれた水色のものに変わります。
本殿手前にある楼門には、竜と鯉を従えた道真さんをあしらったオリジナルのねぶたが乗せられます。
わざわざ青森から制作者を呼んだのかと思いきや、地元に越してきた人にねぶた師がいたので、声を掛けたのだとか。
そしてこれが日没後はライトアップされます。観光客はとっくに余所に流れている頃なので、ある意味貴重な光景。
このイベント、なぜ10月なのかと言いますと、