所在地:北海道江別市
交通:JR函館本線・野幌駅下車
(傾向)あのワクワク感は一体どこへ行ったんだ。
(対策)観光なら札幌市内で留めた方が良いのかも。
札幌駅から快速で15分、各停なら25分といったところ。電車は新幹線のように客室とデッキが別になっており、寒気が入り込まないようになっています。北海道の寒さが想像できなくて、防寒着とカイロを用意して行ったのですが、車内は暑く、上着を脱いでいました。しかし降りた途端に寒さが襲ってきます。さすが北国。それなのに薄着姿の地元の人々。ウールコートとスーツの組み合わせはともかく、Tシャツにジャケット1枚で大丈夫なんでしょうか? 下着が防寒仕様なのか、体まで寒冷地仕様なのか、驚くよりただ感心。
電車を降り、自動ドアが開くと自動改札。よく考えれば奇妙な構造なんですが、二重玄関と合わせ、駅舎を完全に密閉できる設計のようです。駅の北口を出て左に行くと370号線に合流しますので、そのまま約1km直進します。道路右手、中学校の向いが境内です。
入植した屯田兵が中心になり、明治時代に天照大神を祀ったのが起源です。オイルショックの頃に太宰府天満宮を勧請して合祀し、社名に天満宮を冠しました。
写真でしか見たことがありませんでしたが、公式サイトのデザインがスマートだったので、どんな神社か期待して出掛けました。郊外まで足を伸ばしたのはそのためです。しかし広い境内は一切舗装されておらず、参道こそ除雪しているものの、他は揃って雪の丘。写真撮影のために雪原に乗り込むと、足元が埋もれそうになるので、早々に退散しました。しかし参道も雪解け水でぬかるんでおり、安心できません。ともかくいつものように設備をチェック。手水は止めています。おみくじは御守つきで300円。オリジナルかは不明。絵馬は遠景が社殿、近景が梅と臥牛を従え筆と短冊を持つ美豆良姿の道真。社殿の形こそ違うものの、太宰府と同じ図柄です。
ここまでは別に問題ないのですが、由緒書かパンフレットがないか社務所で尋ねたところ、洋服姿で切らしていると言われると、さすがに複雑な心境になりますね。真夏に綱敷天満宮(神戸市須磨区)でTシャツ短パン姿のスタッフが出てきた時もひっくり返りそうになりましたが、その時は小冊子を頂きましたから、まだマシです。でもね、社務所でどういう格好をしているのかって、とても気になることなんですよ。電車を待ちながら、時間を掛けて遠回りした意味についてしばらく考えてしまいました。