所在地:京都市中京区堂之前町
交通:京都市営地下鉄・
京都市バス・烏丸三条バス停下車
(傾向)探せば案外残っているものと見受けられ。
(対策)とにかく階段を登りましょう。
京都の中心地とされる六角堂(頂法寺)の境内にある末社です。
地下鉄の5番出口を出て南下し、ファミリーマートの角で左折すれば、すぐ左手にお寺の入口があります。鳩の大群と観音様に失礼して右手の階段を登れば親鸞堂、さらに階段を登ればようやくお社のスペースにたどり着きます。
手前の建物が稲荷、奥の建物が祇園・唐崎・天神。建物は1つですが、ちゃんと別々に祭られていますので、長屋みたいなものでしょうか。
ただ、奥行きが全然ないので、普通にファインダーを覗いてもうまく収まりそうにありません。社殿に背を向け、腕を延ばしてデジカメを突き出し、強引に距離を稼いで適当に撮ってみました。結果はまあまあ。本当は正面からも撮影したんですが、派手に手ぶれしていて使い物にならず。
六角通に面した駐車場の上に位置しますが、木々に覆われて外側からは見えません。そのせいか現存していないと思われがちですが、ある人が「先日見てきましたから、あります!」と断言したので、早速確かめに行ったという次第です。隣接するビルのシースルーエレベータから本堂を見下ろしたことはありましたが、現存の有無までは考えもしなかったのが実際。意外と残っているのかもしれませんね、洛陽天満宮二十五社(「私説京都の旅」を参照)って。
平城京に対する外京と言いますか、申し訳なさそうに隅っこを占めている感がなくもありませんが、神仏分離にも負けずに維持されているところに感心させられるのでした。