所在地:高知市大津
交通:土佐電鉄御免線・
(傾向)路面電車の一区間がこんなに短かったとは。
(対策)お財布とご相談あれ。
最寄り駅は舟戸ですが、市内中心部からだとこの駅から料金が上がります。そこで1つ手前の鹿児で下車したところ、ものの5分でひと駅歩けてしまいました。いずれにしろ土電は国道沿いを走っていますから、さらに御免方面へ国道を歩いていきます。すると約3分で線路のすぐ南に鳥居が立っています。
脇から入ると、竹林を切り開いた感じのする道が続き、突き当たりにささやかな社殿が建っています。さらに右側に階段が。墓か何かを期待して登ってみたのですが、蜘蛛の巣や倒れた竹に行く手を阻まれ断念。
潮江天満宮でも触れましたが、土佐にいた菅原高視のもとへ大宰府から道真の遺品を持って行ったのが松本春彦なる人物で、途中雲門寺で没したため、この地に葬られたとのこと。
社名に使われている「白太夫」(大と太は通用します)とは彼の通称ですが、同じ通称を持つ味酒安行と同一視されている割に没年もそこから逆算した生年も全然違う。ひょっとして普通名詞なんでしょうか、白大夫って。
(傾向)地元の人は路線図が頭に入っているらしい。
(対策)遠出するなら1日乗車券。
路面電車って「本数の多いバス」位の感覚で捉えていたんですが、違いますね。全車両に車体の自己紹介がついているのはともかく、料金関係が。「両替は100円以下に」なんて掲示が出ていますけど、あれ、500円玉以上は両替機使えないからなんです。運転手による手作業になってしまいます。
おまけに料金表も「何番の整理券なら何々駅までいくら」という書き方をしているので、路線を把握していないと読み取りにくい。乗り慣れないうちは乗車する前に電停で料金を確認して小銭用意した方が良さそうです。でないと「両替どうするんだろ」「今どこ?」「結局いくらなの?」なんて困惑する羽目になります。
せめて次の駅名ぐらいはアナウンスと同時に電光掲示板でも表示して欲しい。紛らわしい駅名が多いので、路線図が手放せませんでした。