山陰亭

谷保天満宮(6KB)
谷保天満宮

所在地:東京都国立市谷保やほ
 交通:JR南武線・谷保駅下車

素朴な疑問

素朴な疑問

(傾向)で、道武って誰?
(対策)きちんとした歴史史料に傍証がないとツライ。

 駅の南口を出て、立川方面へ線路沿いの細い道を直進します。すると太い道に出るので、左折して100mほどで入口に到着します。前を走るのは甲州街道。9月25日の例大祭で舞われる獅子舞が有名で、宝物には世尊寺経朝つねとも筆の天満宮扁額(重要文化財)、獅子・狛犬などがあります。

 鳥居を抜け、雑木林を左右に従えた坂道と階段を下りると、広場に出ます。右横で早速牛がお出迎え。ここで右折します。参道を挟んで建つ2基の石灯ろうには、「耀如」「晴雪」と、「月夜に梅花を見る」から取った文字を刻んでいます。いっそ対句で「晴雪」と「照星」にしてもいいかも知れませんね。その奥にはさらに牛2頭。そして本殿。境内は広いです。
 朱印もお見事なので、興味のある方はどうぞ。朱印って実はハンコ以上に筆跡がものを言うのですが、ここは勢いの感じられる字ですので、書いてもらって損はしないですよ。

 近くに流された道真の三男道武が、父親の像を作って祭ったのが始まりだとされますが、この道武という息子、『尊卑分脈そんぴぶんみゃく』には出てこないんですね。もちろん歴史史料が子供全員の名前を記しているわけではありませんが、左遷された高視(大学頭・右少弁→土佐介)・景行(式部丞→駿河権介)・兼茂(蔵人・右衛門尉→飛騨権掾)の3人や、山崎まで行動を共にした淳茂(文章得業生)とも異なります。
 地方官として赴任した子孫が創建したのなら話がすっきりするのになぁ、と独りごちるのでした。

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