所在地:京都市下京区仏光寺通新町西入菅大臣町
交通:京都市バス・西洞院仏光寺バス停下車
(傾向)ついつい素通り。
(対策)菅大臣神社の帰路に寄る。
菅大臣神社の社殿の前に、石畳が左右に延びています。この道を右方向に歩くと仏光寺通に出ますが、その先にあります。境内を伴わない、ごく小さな神社です。
「書斎記」(『菅家文草』07:526)によると、道真が左京五条に住んでいたことは確実ですが、さらに『
この紅梅殿、『枕草子』にも登場しますが、12世紀以降しばしば炎上し、一時廃絶してしまいました。安土桃山時代に再興し、江戸時代に主要機能が南(菅大臣神社)へ移転しています。現在は菅原
「自宅の南西の隅に書斎があった」と道真本人が書いているので、紅梅殿だとすれば、書斎があったのは西洞院仏光寺の近くで、そこから北に延びる廊下が私塾として使われていたことになります。西洞院通を歩きながら、そんなことを考えてみるのも良いですね。