所在地:石川県小松市天神町
交通:小松バス・大川町バス停下車
(傾向)意外と観光名所のある街。
(対策)空港からだと金沢直行よりも得。
小松市って実は「勧進帳」の舞台安宅の関と加賀温泉郷のひとつ粟津温泉があるんですね。しかも空港はあるし特急は停車するしでアクセスは非常にいいんですが、案の定路線バスは少ない。小松駅から歩いてみたら25分かかりました。
太い道なので間違えることはないと思いますが、もし心配でしたら市の観光協会が出しているパンフレットを小松駅で探してください。ついでながら特急と各停(1時間に2本)しか載っていない時刻表ってかなりインパクトありますよ。
小松駅から金沢方面へ歩いて行くと、駅から1.5km、大川町バス停の先に梯川という大きな川があり、小松大橋がかかっています。渡り終えて2つ目の交差点を左に曲がればそのまま境内です。
境内は広い……んですが、妙に奥行きがない。横に長いといいますか、写真撮ろうにもなかなかファインダーに収まらなくて苦労しました。神門も重文指定ですが、やはり正面からの撮影は無理ですね。
明暦3(1657)年、3代藩主前田利常が北野天満宮を勧請したため、本殿は北野のミニチュアとのこと。そこで興味津々で裏側に回ってみると、なぜか申し訳程度の回廊が。北野天満宮本殿の裏側と大阪天満宮本殿の裏側はよく似ていますが、それを念頭に眺めると、本当に縮小版なのか、という気分でした。
道中いくつも寺院があったので、随分古くから開けていた町だとは思っていたのですが、それもそのはずで、加賀前田家ゆかりの城下町でした。川の手前には小松城がありましたが、ほぼ東北方向に天満宮を置いたということです。