所在地:大阪市東淀川区菅原
交通:大阪市バス・菅原2丁目バス停下車
(傾向)炎天を遮るオアシスには「神様、アリガトウ」という気分にさせられる。
(対策)直射日光の下に戻るには、覚悟が必要。
地名が地名だけに、前々から気になってはいたものの、最寄り駅(阪急京都線・淡路駅)から遠いためについつい後回しになっていました。結局、今回は新大阪駅や下新庄駅(阪急千里線)を経由する赤バス(100円コミュニティバス)を利用しました。
相川駅や上新庄駅(ともに阪急京都線)からも別路線の赤バスで菅原1丁目まで移動できるので、同様に駅から遠い松山神社(最寄りは小松中バス停?)と続けて回れそうな感じですね。
淡路は駅前が商店街なので現在はバスの乗り入れが行われていませんが、JRおおさか東線の延伸にあわせて駅を東に移す動きがあり、バス路線にも変更があると予想されます。阪急とJRの交差する場所(≒JRの新駅予定地)が淡路と菅原と下新庄のはざまなので、駅名をどうするのかも気になるところです。
「東淀川」はJRが、「下新庄」は阪急が別の駅で使っていることを考えると、「両方とも淡路」が本命で、「阪急が淡路、JRが菅原」が対抗馬でしょうか。もし「菅原駅」が実現したら、本邦初になるかも知れません。地元同士の綱引きの結果、「淡路菅原駅」なんて訳の分からない駅名が出現する可能性もなくはないのですが……。
リサイクルショップの脇を経由して小さな公園を抜けた先、菅原天満幼稚園の向かいにあり、境内は決して広くありません。ただ、境内に植えられたクスノキが敷地内を見事にカバーしており、滞在時の体感温度はいたって涼しいものでした。鳥居を抜けて外に出ようとしたら、直射日光のあまりの暑さに一気に気力を奪われましたよ。
あと、周囲は狭い道が目立つのに、意外と車がよく通るので、ある種のやりにくさを感じるかもしれません。
狭い境内にも関わらず、北野天満宮・湯島天満宮・太宰府天満宮と、有名どころからもらってきた梅の木が植えてあるのは、氏子さんがマジメなのかな。参拝旅行をこまめにやっている可能性があり、いたって不真面目な筆者としては、ちょっと気になるところです。
石製の臥牛や「東風吹かば...」の石碑もありますね。絵馬が汎用品らしいのはやや残念。
階段を降りたところに、「菅公ゆかりの地」云々という道しるべが立っていました。裏面には建立年月ではなく「延喜元年正月」の文字。京都を出たのが2月1日なので、たとえ本人が当地を訪れても、それは延喜元年(7月改元なので厳密には昌泰4年)2月の話になっちゃうんですけどね。