山陰亭

 名称で天神社と判断される神社は全国に数多くあります。例えば「○○天満宮」「天満神社」「○○天神社」「菅原神社」等々。しかし木花咲耶姫このはなさくやひめを祭るわら天神(敷地神社・京都市北区)のように、「天神」を冠していても、道真とは無関係な場合だってあるのです。

わら天神(7KB)
わら天神

 天神は雷を神格化したものですから、農業とのつながりが深く、そこに道真が習合したのが現在の天神信仰です。
 むしろ堤灯などに「梅鉢」という神紋が使われているかどうかを手掛かりにして下さい。神社によって微妙にデザインが違うので、どの神社の系統かも見分けることができます。

 次に、菅原道真を祭る天神社をルーツ別に整理してみましょう。
 まず、以前から寺社があった場合。別の寺社が天神社になったもの(例:大阪天満宮)、複数の祭神のうちに道真を含むもの(例:金沢神社)があります。多くはこれで、中でも農業神として祭っていることが多いのではないでしょうか。
 そして寺社ではない場所に道真を祭るため建てたもの。道真ゆかりの土地だった(例:滝宮天満宮)か、北野・太宰府などから勧請した(例:湯島天満宮=北野系、亀戸天満宮=太宰府系)かのどちらかです。

火之御子社(9KB)
火之御子社

 ただし完全に区分できるものではありません。例えば、北野天満宮はもともと馬場でしたが、道真の生前からすでに火雷神を祭る祠がありました。境内の火之御子社ひのみこしゃがその名残りです。

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